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東京竜泉窯陶芸教室

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  ラスター彩

 

 

 

ラスターとは陶磁器の表面に薄い金属の膜を作り、光の当たり方によって、虹彩(ラスター)を生じさせる技法です。

9世紀のペルシャ陶器に、既にこの技法が見られ、その後エジプトで生産されたのち12〜13世紀に再びペルシアにおいて、全盛期を向かえたと言われています。

もともとは金属器をつかうことができない人たちのために、陶器の表面に金属的な輝きを与えるという代用品のようなものだったのが、やがてその域を脱しイスラム陶器の代表的なジャンルとして確立されたものです。

現在では、各種金属を使ったさまざまなラスター彩がありますが、今回は伝統的な銅ラスター彩を中心に紹介していきましょう。

 

実技

基本的に銅ラスターは不透明ですから、釉の色は問いませんが光沢のある釉のうえに使うことをお勧めします。

当時多用されていた錫白釉は現在の焼成温度より低めなので実用的ではありません。より近いものにするには、白土にチタン白釉を組み合わせるとよいでしょう。

1)白土で形を成形し素焼きをします。
液体絵の具で色を補う場合、鉛筆で軽く下書きをして筆でおいていきます。
液体絵の具を使うと淡いブルーやグリーンなどをぼんやりと彩色することができます。
2)右は本焼焼成した後。 あらかじめ塗っておいた液体絵の具がぼんやりと発色しています。これにラスター彩で輪郭などをしっかり描きこんでいきます。こちらは将来鹿になる予定。

3)銅ラスターを施していきます。 
当工房で使用している銅ラスター絵の具は有機溶剤を使用していますので、一般的な上絵とは感覚が違います。
また、腰が強めの筆を使うことや厚く塗り過ぎないようにするなど、ラスター絵の具には独自の注意が必要です。

 

4)乾燥の後800度前後で焼成します。 銅ラスターがしっかりと発色し、メリハリのある作品になりました。

※絵の具の調整の条件が十分でない場合、焼きついたはずの銅ラスターが取れてしまうことがあります。この場合、安全性に問題が残りますので、検査機関でのチェックをお勧めします。

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