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東京竜泉窯陶芸教室

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鈞窯について

鈞窯は中国北宋時代に栄えた窯の名前で、その場所が明時代に鈞州と呼ばれたことから鈞窯または均窯と称されるようになりました。

この窯の特徴は、珪酸分の多い乳濁釉を還元炎で焼成した、いわゆる月白釉に,銅を使って紅斑を出す発色の組みあわせで、器全体に銅を塗ったものは紅紫釉と呼ばれています。

釉は一般的に厚くかかり、土見を残すことを嫌うことが多いのですが、時代が南宋から元に入ると作風はおおらかになり、広く土見を残す様式のものが表れて来ます。これらを元鈞窯と呼び、北宋のものとは区別しています。

実技について

形成する土はどんなものでも良く、中国産の器らしく、歪みやひずみを残さないように作ると良いでしょう。

素焼の後、銅を筆塗りして、しばらく乾かします。

鈞窯釉をかけて、還元炎にて焼成します。

銅を置いた部分から滲む
ように 赤紫色が発色します。

全体に銅を置くと全体が
紫に。
粘土に黒い土を使いました。フチの釉薬が薄くなったところは、下の粘土が透けて黒く見えます。

 

還元炎による銅の発色について

鈞窯は世界で初めて,銅を呈色材にして高温焼成を行った窯と考えて良いでしょう。

銅は呉須(コバルト)や鉄の発色とは少し違って、焼成中に釉の中にできたコロイドが赤い色を呈しています。ですから、細かい線を表現したり、器全部に赤色を発色させることは、難しいとされています。

コロイドとは非常に細かい霧状の粒子と考えれば良く、陶工房では液体顔料を使用することでほぼ確実に、紅紫斑を出すことが可能ですが、色や大きさは、微妙な釉のとけ具合に左右されることが多いです。

固体顔料を使いたい人は、銅緑釉を使って、素焼の上に塗ったり、吹き付けたりしたあと、 鈞窯釉をかけても面白い効果が出るでしょう。

 

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